天野商店では福岡県立朝倉高校 史学部の皆さんと一緒に、地元・朝倉の歴史をテーマにしたコラボ商品を開発しました。
その名も――
「秋月藩五万石かしわ缶詰」と「秋月藩五万石ブラックカレー」。
高校生たちのアイデアと情熱、そして私たちの“地域の食文化を未来につなぐ”という想いがひとつになって誕生した、特別なシリーズです。
■ 開発のきっかけ
この企画のきっかけは、2025年11月1日から2日間開催される「第22回全国藩校サミット朝倉大会」でした。
地元で行われる大きな式典にあわせ、
「秋月らしいお土産を作れないか?」
という声が上がり、朝倉高校史学部とのコラボレーションがスタートしました。
朝倉高校史学部は伝統ある部活で、地元の歴史を日々研究しています。
そこから生まれたのが、「秋月藩五万石かしわ」というネーミング。
パッケージデザインやタイトルロゴも、生徒たちが考案しました。
こうして、朝倉高校史学部の手による「歴史を感じる一缶」、
『秋月藩五万石かしわ缶詰』が誕生しました。

■ 次なる挑戦 ― レトルトカレーの開発
缶詰の完成後、史学部の皆さんから「今度はレトルトカレーを作りたい!」という声が上がりました。
そこで私たちは、試作の段階から高校生たちにも加わってもらい、味づくりを一緒に進めました。
とくにこだわったのは“辛さ”のバランス。
「辛口」ではなく、“やや辛口”にすることで、より多くの人に楽しんでもらえる味わいを目指しました。
古処鶏手羽元を丸1本入れたことで、良質な油が辛味をやさしく包み込み、
口に入れた瞬間はマイルド、あとからふわっと辛さが広がる。
そんな絶妙な味わいに仕上がっています。
そして、何より黒田家の「黒」をイメージしたブラックカレーと、
パッケージには島原の乱陣図屏風の原案そのままの秋月藩初代藩主 黒田長興(ながおき)公の力強いビジュアルを採用。
まさに“食べて感じる秋月の歴史”です。


■ 地域と未来をつなぐプロジェクトとして
今回のコラボは、単なる商品開発にとどまらず、
史学部の皆さんの探究心と行動力、そして真っ直ぐな想いに、
私たち天野商店も多くの刺激を受けました。
これからも、朝倉の風土や文化を未来へつなぐ活動を、
地元の皆さんと一緒に続けていきたいと思います。
🛒 商品はこちらから
👉 秋月藩五万石かしわ缶詰
■ おわりに
第22回全国藩校サミット朝倉大会では、来場者1,000名様にプレゼント(当社からの協賛として)させていただきました。
高校生の感性と地域の食が出会った今回のプロジェクトを通して、多くのお客様に召し上がっていただき、
歴史の息づかいを感じていただければ幸いです。